2018.03.17

キャデラック CT6プラチナム

TopGearの見過ぎなのか、僕はアメ車に対してはこんなイメージを持っていました。

IMG_8702

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キャデラック」とネットで検索しても中古車のページが先頭に来てたり、街であまり見かけないこともあり、名前は知っていても現行モデルの外見は思いつかず、かつてグランツーリスモ4でプレゼントカーとしてこの車をゲットしましたが、ゲームの中では中々使い所が無く持て余していた記憶もあり、完全に興味の外でした。

しかしながら、いざ初対面した時この車に圧倒されました。
重厚感がありながら、鋭いエッジラインが効いてどこかシュッとした外観、物凄く偉い人が乗ってきそうなこの只ならぬオーラは、高級車というよりはどちらかと言えば大統領専用機です。カッコイイ!

さらに乗ってみてビックリ、BOSEと共同開発したというオーディオシステムの臨場感は、例えるならば好みの発電システムの発電所の近くの土地を買い、家の基礎と切り離して専用基礎を工事し、専用トランスで電源を確保した、本格的過ぎるタイプのオーディオシステムのようです(聞いたことはありませんが)。もっと簡単に言えば、耳で聞いているというより肌から音が入ってくる印象と言いましょうか。この車に乗ってみて、SHUREの高級イヤホンを買うのがアホらしくなりました。

IMG_8704

 

 

 

 

 

 

 

この手の車は走る喜びが無いとか何とか言われがちな気がしますが、それは大きな間違いだと僕は思います。この手の車では、後部座席に座る社長の為に快適な運転をする必要があり、それでいてモタモタ走れば多忙な社長のスケジュールを乱しますから、アクセルやブレーキは丁寧でスムーズな荷重移動の為にシビアな操作が要求され、Gは小さくてもドライバーがするべき操作はサーキットと違い無くなってきます。運転手が勝手にそのような目標を持って運転すれば、ちゃんと運転を楽しみながら快適で、肌で音楽が聞ける、スポーツカーに無い優位性を持った最高の移動手段になります。目の前に2ドアのスポーツカーとこのキャデラックCT6を並べられたら、僕は確実にキャデラックを選びます。アメ車への価値観をガラリと変えてくれた印象深い一台でした。いつか買えると良いなあ…