2014.07.13

桂選手インタビュー (インタビュアー 福澤征人)

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5/18 Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with FORDにて講師を務めたレーシングドライバーの桂伸一に、NCGメンバーの福澤柾人さん(東海大学1年)がインタビューを敢行!その模様をご覧ください!


速いクルマを作るには?

 

福澤
「僕は今、東海大学で学生フォーミュラ参戦プロジェクトに参画しています。マシンを作る側でも、ドライバーでもあるので、クルマのセッティングにいつも迷います。思い通りのクルマにするには、どういったアプローチをすれば良いですか?

 

「基本は、駆動輪側のサスペンションは柔らかくすることだね。そういったマシンの様にミッドシップのクルマはリア駆動だから、操作するフロント側は硬くても良いけどリアは柔らかくする。」

 

福澤
「基本のセッティングはそのように作って、それから煮詰めていくってことですか?」

 

「そんな感じだね。もうこれが限界ってくらいまで、サスペンションを硬くしたり柔らかくして、両極端でやってみる。そのどっちがあっているかを探る。ちょっとの違いなんて最初はわからないから、大きく振ってみて、それが当たっているのかを判断してみるとい良いね。」


ドライバーとしての心得

 

福澤
「ありがとうございます。人間側の鍛え方はどうですか? 私は、思いステアリングを握って何時間も操作するので、腕の筋トレはしています。古くなったモノコックに重りをつけたり・・・。」

 

「あーそれ、右京(片山右京)もやっていたよ笑。」

 

福澤
「はい、ですのでマネしてやっています。」

 

「まあでもね。本当に筋肉が付くのは、実際に乗っている時。必要なところだけ筋肉がにつくから。まあでも、そんなに乗っていられないから、君がいったようなトレーニングは必要だよね。

 

福澤
「はい、あと運転技術としては、もっとクルマに乗ることかなと思っています。」

 

「そうだね。例えばゴーカートに乗ったりすることも良いと思うのだけど。動き方がフォーミュラとゴーカートじゃ違うから。ただ、ドライバーとしては、それをぱっと乗り換えられる適応性も必要だよね。良く、フォーミュラしか乗ったことないからツーリングカーはダメだという人がいるけど、それは言い訳で、速い人はどれに乗っても速い。だからフォーミュラだけ乗るにじゃなくて、普段の車も、動きとかが分かるように、何かをいじったら、あそこをこうしたからこのようなクルマの動きになったんだ、と想像できるように、とにかく経験をするしかないね。」

 

福澤
「本当に経験が大事なんですね。」

 

「そうだよ。その感性がない人に教えたって、わからないから、経験を通して自分で感じ取るものなんだよね。あと走り方は、うまい人はどうなっているか観察することだよね。速い人はどこでアクセル踏んで、どこでブレーキ踏んで、どこでどれだけハンドルを切っているかを見る、フォーミュラだからだかくが見えるじゃない?」

 

福沢
「はい」

 

「でも良いよね。僕らのころはそういうの(学生フォーミュラ)がなくて、フォーミュラなんて夢のまた夢だったんだから」

 

福沢
「本当にそう思います。自分でも、ドライバーとしての感性を磨く為に、いろんなクルマ試乗してみたりしているのですけど。今日聴いたことを生かして頑張ります!」