2019.12.25
東京モーターショーで、リアルな未来を体感!
こんにちは、Next Car Generation(NCG)です。
今年、2019年に開催された東京モーターショー。来場者数は1,300,900人と盛り上がりましたね!
NCG的には、もちろんカッコイイクルマもたくさん見ることができましたが、
自動運転、IOTなど未来の技術がより、身近に感じられた今回のモーターショーだと思いました。
今回、特に興味をもったブースを紹介します。
■5年後の未来を体験!【マレリ株式会社】東京モーターショー2019
自動車レースの最高峰であるF1グランプリをはじめ、
さまざまなレースカテゴリーにおいて高機能な部品を提供するサプライヤーとして有名な「マニエッティ・マレリ」と、日本の「カルソニックカンセイ」が統合して誕生した「マレリ」社ブースでは、未来の運転を体験しました。
コックピットモジュールで、5年後の未来を体験
△未来の運転デバイスを再現したコックピットモジュール「Human-Max Cabin」
乗る人のことを最大限に考えたというコンセプトキャビン「Human-Max Cabin」
シートに座ると、組み込まれたセンサーが体温・脈拍などを測定し、健康状態をチェックしたり、エアコンの調整まで自動で調整してくれます。
運転中も、ダッシュボード奥のパネルに道路情報やおすすめのレストランなどが表示され、操作はタッチパネルではなく、センターコンソールの表皮をタッチすることできるので、走行中も安全かもしれません。
きいたところ、5年後の未来のコックピットモジュールを想定して作られたキャビンだそうです。今回はあくまでコンセプトですが、近い未来に日本の公道を走っている姿を見れるかもしれません。
△ハンドルがラグビーボールみたい。
マレリ株式会社
https://www.marelli-corporation.com/
■世界初!自動運転を遠隔操作するデモがすごかった!
【NTTドコモ×ヴァレオジャパン】東京モーターショー2019
今回のモーターショーで、一番びっくりしたのがこちらのブース。
△最初、お、なんかゲームが体験かな?と近づいてみましたが。違いました。
「5G 遠隔運転」とあるこのコーナーは、NTTドコモと、自動車部品メーカーのヴァレオ社が共同開発した自動運転車を遠隔操作するシステム。
モニターに映っているのは、会場から約45km離れた横須賀にあるドコモR&Dセンター。今まさにリアルタイムの様子。画面のしたにあるゲーム機のようなコックピットは、遠隔操作の運転席。R&Dセンターで動いている自動車両が、現地においてある障害物に近づいたときに停止、そのあと、5G回線を通してこの運転席の遠隔操作に操縦が切り替わり、現地の映像を頼りに障害物を回避するという仕組み
大容量・低遅延なドコモの5G回線により、このようなスムーズな遠隔操作ができるとのこと。まだ実証段階とのことですが、大きな可能性を秘めたシステムだと思いました。
より未来のモビリティが現実のものになってきた今回の東京モーターショー。
これからさらにどのようなシステムが登場するか、たのしみです。自動車の未来は明るい!
[All Photos by Takahiro Otsuka]