2014.07.20

学生×フォード座談会



6/28日に開かれた「Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with FORD」に参加し、Next Car Generation学生レポーターが新型フィエスタに試乗。フィエスタの魅力、フォードが考えるクルマ作りについてインタビューする為、今回、フォード・ジャパン・リミテッドの田中さんと木下さんを交え、緊急座談会を敢行!その模様をお届けします。

フィエスタが目指すクルマの楽しさとは?

【 臼井さん】―――――――――――――――――
「先程試乗させて頂きましたが、1000CCとは思えないトルクでビックリしました。ただあまり若者にフォードはなじみが薄いとも思います。このクルマは、どういったところをターゲットにしていますか?」

【 フォード田中さん 】―――――――――――――――――
「フィエスタのお客様は、40代の方が多いです。ですので、そう見られるのですが、だからといって我々がそういうお客さんをターゲットにしているのではなくて、もっともっとたくさんの人に乗って頂きたいと思っています。実際にも、田舎の方の車が必要な地域では、若い方や女性の方などに乗っていただいていますね。そういった意味では乗りやすい、運転していて楽しいクルマです。誰が乗っても楽しいクルマですので、いろんな人に乗って欲しいですね。」

【 臼井さん】―――――――――――――――――
「運転していて楽しいクルマとは、具体的に言うとどんなところでしょうか?」

【 フォード田中さん 】―――――――――――――――――
「そうですね、色々な楽しみ方があると思います。分かりやすいところで言えば、運転する楽しさもありますし、車を使ってアウトドアを楽しむといった楽しさもあると思います。ただ基本的にはやはり、運転が楽しいということがメーカーとしては重要です。
例えば、箱根行こうというときに、その道のりがものすごく楽しめたという時と、なんとなく移動の手段でいったというのでは、それ以降の楽しさが全然違うと思っていて、そういうところが大事だなと思います。」

走りと乗りやすさのバランスが大事!

【 福澤さん 】―――――――――――――――――
「私もフィエスタに試乗させて頂きました、足回りがとても良くて、でも、攻めるための足ではなくて、良くできたスニーカーみたいな、しっとりして素晴らしいクルマでした。」

【 フォード田中さん 】―――――――――――――――――
「自動車ジャーナリストの方ですか?(笑)確かにスポーティにしようと思うと、足をがちがちにかためてきびきび走れるようにしちゃえば良いんですけど、でもそれだけだと、普段街中で走っている時は、硬すぎてのり心地が悪かったりする。そのバランスをどうやってとるか。言い換えればこのクルマは快適性と俊敏性のバランスがとれているから、今仰っていたように足が良いんだと思いますね。」

若者にクルマを運転する楽しさを感じて欲しい!

【 西坂 】―――――――――――――――――
「フィエスタは欧州で一番売れているクルマと聞きました。日本で売れているクルマだと、軽自動車があると思います。税金はあがりましたけど、維持しやすい。そういったものと、比較してフィエスタの良いところを教えてください。」

【 木下 】―――――――――――――――――
「確かに軽自動車は良いですよね。だけどフィエスタはヨーロッパの道路で性能が磨かれてきました。ですので、走りにおいて自信があります。家族で乗っても楽しいし、お父さんが一人で乗っても楽しめる。今のクルマは、ミニバンなどは実用やニーズ、価格、燃費といった要素だけで乗られている。根本的な走る楽しさがすくないと思います。ですので私達は、日本のクルマとは違う楽しさを伝えていく。それを伝えていけば、将来若い人たちも車に乗りたいと思ってくれると思います。」

【 フォード田中さん 】―――――――――――――――――
「クルマを自分で運転する楽しさを 皆さんに感じてほしいと思っています。今の学生さんや若い人たちを悪く言うわけではないけど、本物を知らない人が多いですね。フォードは、そんな皆さんを 受け入れていくつもりです。ヘンリー・フォードは、特定の人ではなく、多くの人に乗ってもらえる大衆車を造りたいと思っていました。フォード・ディーラー に行けばタダで試乗できるわけですし、是非色々試してみてほしいです。何が本物なのかを味わっていただきたいですね。」