2019.03.23
ルノー メガーヌR.S.
続いて試乗させていただいたのは、ルノー メガーヌR.S.です。
ルーテシアの兄貴分といっても良いかもしれませんね。
先代までのメガーヌR.S.と大きく違う点は、4ドアになったことと、EDCミッション搭載車がラインナップされたことでしょうか。
先代は、マニュアルミッション車のみの設定だったため、マニュアル車の運転に慣れていない方には購入の大きなハードルになっていたかもしれません。
大学生などでは、オートマチック車限定免許の取得が増えてきているようですので、そういった若者でも、EDCミッション搭載により、オートマチック車の操作感覚でルノー メガーヌR.S.を運転できるのは大きな進化と感じますね。
また、2ドアから4ドアになったことで、大人5人が乗ってもゆとりのある車内空間に進化しています。
私が先代のメガーヌR.S.と大きく変わったと感じた点は、メッキパーツが多く取り入れられているところです。
今までのルノー メガーヌR.S.は、ニュルブルクリンクのFF車コースレコードを持っていたほどで「THE・スポーツカー」というようなスパルタンな印象でしたが、エクステリアにメッキパーツが採用されたことにより、ラグジュアリーな「大人スポーツ」に変化していると感じます。
インテリアも、ドアトリムやコンソールなどに車内のムードを演出する「アンビエントライト」が取り入れられています。なんとこのアンビエントライトは、その時の気分に合わせてカラーを変更することができます。
また、アルカンターラが採用されているシートがラグジュアリーな感じですね。ですが、サイドサポートがしっかりしていて、さすがはルノー メガーヌR.S. スポーツドライビングのこともしっかりと考えられています。
メーターディスプレイも、数種類から設定できるようになっていて、自分好みの車にカスタマイズできるのが面白いですね。
走り出すと、ルノーが誇る直列4気筒1.8Lターボのエンジンが異次元の走りを魅せます。279PSを実際に体感すると、驚くべきか加速力でした。伊達じゃありません…
「普段は街中をスマートに走り、休日にはサーキットでスポーツドライビング」というカーライフスタイルを一台でこなすことができるルノー メガーヌR.S.
「大人スポーツ」を目指す方におススメです!
取材・文:遠藤 亜々瑠