NCGサポーター太田哲也より

若者のクルマ離れが問題視されていますが、私が実際若者と接してみて、まだまだクルマに関心がある若者は大勢いる、そしてそれが広がっていく可能性はとても大きいという印象を受けます。 それはリーマンショック当時のエコカー一辺倒から、最近の欧州スポーツハッチバックやトヨタ86の誕生をきっかけとした魅力的なクルマ達の出現や、親世代がスーパーカー世代であることも関係しているかも知れませせん。

でも、実際は確かに彼らがそういった魅力的なクルマに触れる機会は少ない。魅力的なクルマに関わる仕事の入り口も見つからない、自動車部部員でさえも卒業と同時にクルマから離れてしまう、自動車業界にも入ってこないということに繋がるのではと考えます。逆に言えば触れる機会や入り口が見つかれば彼らはクルマの魅力を発信し「若者のクルマ離れ」を吹き飛ばすような大きな力になるはずです。現在モータージャーナリストは若手とはいえ40代後半、中核は50代で、このままでは若者の関心をクルマ業界引きつけるのもだんだん難しくなるでしょう。こうしたことからも、学生によるモータージャーナリスト活動は必要だと考えます。

また、彼ら自身がモータースポーツを楽しみ、そしてその魅力を伝えることも大切なことは言うまでもありません。是非われわれと一緒に、彼らの活動のバックアップをお願いいたします。