2014.03.13
プロに訊く!【第2回】:加藤英昭氏/自動車雑誌ホリデーオート副編集長
今回は、自動車雑誌「ホリデーオート」の副編集長を務める加藤英昭氏に、学生時代のクルマとの関係などインタビューをさせて頂きました! 「クルマ業界で働きたい!」と思っている人には、とっておきのアドバイス満載です。
質問1
学生時代、喉から手が出るほど憧れていたクルマは何でしたか?
ホンダ「NSX」でしたね! 当時はスポーツカー全盛期で、とくにNSXは男子学生の憧れでした。
「いつかは乗ってみたい!」とずっと思っていました。
そんな夢を思いながら、駐車場整理のアルバイトしていた時、NSXがお店に来ることがちょくちょくあったんです! 車庫移動のために、少し運転しました。めちゃくちゃ興奮したし楽しかったです!
質問2
最初に買ったクルマは?
日産の初代レパード(F30型)です。大学3年生のときに、中古で10年落ちのものを買いました。
FRのマニュアル車、ターボエンジンのクルマに乗りたくて、いろいろと探していたんですが、中古車展示場でそのレパードを見た時に一目惚れしましたね。
大学生だったので、駐車場代などお金が掛かって大変でしたが、友達といっしょに箱根の峠など、いろんなところに行きました。いろんな思い出がありますね。
質問3
いつか乗ってみたい!と思うクルマは?
フェラーリです! フェラーリには未だ乗ったことないんです。
中でも「テスタロッサ」は今も昔も憧れで、できれば所有したいですね。
質問4
今の仕事をすることになったきっかけは?
初めはクルマにすごく興味があるわけではありませんでした。でも大学1年生の時に運転免許証を取りに教習所へ通い始めてから、「あ、クルマの運転って超面白い!」と思いました。
免許を取りに行かなかったら、クルマ好きにならなかったかもしれませんね。
それで、仕事もクルマに関われる仕事がしたいと思い始めました。
自動車メーカーなども考えましたが、いろんなクルマに触れられそうだと思い、自動車雑誌社に入りました。
といっても最初から編集の仕事をやらせてもらえたわけではなくて、1年目は広告部、2年目は販売部という営業部門で下積みして、3年目でようやく編集部に配属になりました。
質問5
今の仕事のここが楽しい!と思うことを教えてください。
いろんなクルマに触れられること!
あとは、この仕事をして初めて、「モータースポーツ」と出会うことができました。
雑誌編集は大変だけど、読者の反応があって楽しいです。自分が伝えたいことを書けて世に伝えられるというのも良いですね。
質問6
学生が自動車雑誌の仕事に就くにはどうすれば良いですか?
アルバイトなどを通して、とにかくクルマに触れられる環境に身をおくことです。
就職活動でも、人一倍クルマに対する情熱を持っていることをアピールすれば、会社はみてくれるはずです。
ですので、学生のうちに「何をやりたいか(編集者、モータージャーナリスト、その他)」を見極めてください。
そして、やりたいことの為に努力してください。
僕はマスコミの仕事をしたくて、大学時代マスコミ対策の勉強を大学2年生後半ぐらいからやってました。それがいまの自分の仕事に繋がりました。
質問7
当プロジェクトへ期待すること・応援のメッセージをお願い致します。
僕が所属しているホリデーオート編集部の編集部員の平均年齢層は40歳代で、実は読者の平均年齢もそのくらいです。学生との接点がなくてとてもさびしいです・・・
このプロジェクトが上手くいって、若者とコミュニケーションがとれる機会が増えればとても嬉しいです。
インターネットにはインターネットの良さがありますが、雑誌には雑誌の良さがある。それをみんなに分かってもらいたいですし、クルマについて深く知ってもらえればありがたいですね。
終始笑顔でインタビューに答えて頂いた加藤副編集長。ありがとうございました!
雑誌、ホリデーオートは毎月10日発売! 4月号(3月10日発売)モータージャーナリストの太田哲也氏のコラム「いつもそばにクルマが。」では、「Next Car Generation」について書いてくださっています! 是非チェックしてみてくださいね。
(インタビュー・撮影/パハ 文/大塚貴裕)